葬式

訃報から葬儀社を決めるのはどうするの?お通夜やお葬式にはいくらかかる?

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先日、母が亡くなりました。お葬式について何も調べていなかったので葬儀社の言いなりでした。お葬式のことを前もって調べるのは縁起でもないかもしれませんが、いつかはやってくるものです。いざというときの為にあらかじめ知っておくべきことをまとめました。

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突然の訃報から葬儀社を決めるまでの失敗

病院で亡くなった場合、病院にもよるかもしれませんが、大体において遺体を預かれないので自宅に引き取るか、葬儀社に手配をしてほしいといわれます。
通常、遺体を運ぶなんてことは一般の車では行いませんので、この時点で、葬儀社を決めることを病院からすすめられます。
互助会に入っていたり、故人が自分で手配をしていた場合を除いては、急なことなので、葬儀社をどこにするべきかは決まっていないことが多いですよね。
その場合は、病院が近隣の葬儀社の連絡先を教えてくれるので、その中から選ぶことになります。
全く情報がない中で選ばないといけないので、できれば、日ごろから、近くの葬儀社や情報を集めておいた方がいいでしょう。
葬儀社によって葬儀の種類や金額などかなり差があります。
亡くなってからは故人の体は痛む一方なので、早めに葬儀社を決める必要があります。
見積もりを取る時間はありません。
我が家の場合は、親戚の叔母が、よく前を通るから、というだけの理由で進められるがままに葬儀社を決めました。
まずは、これが失敗です。
我が家が決めた葬儀社は、本社が隣の市にあり、叔母がよく通るといっていたのは葬儀場のみの場所だったのです。
だから、葬儀を頼んで遺体を引き取りに来るまで3時間ほどかかっています。
できるだけ早く遺体を移動させないと病院から
「まだですか?」
と、嫌な目で何度も見られました。

葬儀社が来るまでにやるべきこと

入院していた部屋の片づけや荷物をまとめること
菩提寺がある場合は、連絡をして枕経をあげに来てもらうように手配します。
枕経とは本来は、亡くなる直前より枕もとでお経をあげるというものなのですが、、最近は病院で息を引き取ることも多い事から、遺体を自宅や葬儀場に安置してから最初に聞かせるお経をあげることに変化しています。
お寺に葬儀社の名前や住所を伝えて何時に来てもらえるのか?ということを打ち合わせます。
夜のうちに来てくれるところもあれば、早朝に来てくれるところもあります。
身内や親せきに亡くなったことを知らせるのも、葬儀社が決まってから遺体の安置先が決まってからでないと、お通夜や葬儀のことを質問されても答えられないし、何度も連絡をし根ければならなくなります。

お通夜や葬儀の日程や時間はどうやって決める?

葬儀社に葬儀場まで遺体を運んでもらったら、そこでお通夜やお葬式のことを話すのか?というとそうではありません。
あくまでも葬儀社は葬儀を執り行うところであって、決めるのは喪主側なのです。
さらに、お通夜やお葬式の日程を決めるのは菩提寺の住職なのです。
枕経に来てもらったときに、お通夜とお葬式の日程を決めてもらいます。
あくまでも住職にお伺いを立てる、ということになります。
住職がお通夜は○日の○時から、葬儀は○日の○時から、といいますので、その日時を葬儀社に伝えます。
それから、故人の知り合いや友人に亡くなったことを伝え、お通夜と葬儀の日時を連絡します。

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お通夜とお葬式いくらくらいかかるの?

菩提寺の住職が枕経の際にお通夜と葬儀の日時を決めたら、そこから葬儀社の営業マンがやってきて、お通夜と葬儀の打ち合わせが始まります。
互助会にも入っていなかったので非会員価格ということで提示されていきました。
お金を掛けることができなかったので、家族葬を希望した私たちにとっては衝撃的な話が続きます。
まず、
祭壇最低金額が36万円~
棺桶8万円~
骨壺4万円~
遺体搬送料14650円
役所手続き代行・受付設備・外装設備・音響設備
50000円
祭場使用料2日分、光熱費、会場設営費
67500円
霊柩車 17320円~
湯灌(遺体をきれいにすること)
8万円
ドライアイス(1日分)
1万円
消臭剤
1万円
遺影写真
38000円
お供え物
1万円
装具セット
27000円
電装提灯2万円
花環1対
2万円
司会アシスタント料
8万円

これに通夜振舞いといって通夜の時の食事代に、即日返礼品代(人数分)葬儀当日の「おとき」といわれる食事代などを合わせて
ざっと
1132620円!!!

家族葬を、と最初から言っていたにもかかわらずこの料金。
この葬儀社では、家族葬も一般葬も変わりがなく、「家族葬は、会葬人数の問題だけですよ」といわれました。
つまり、会場も祭壇も同じであとは何人の人がお葬式に来るのか?という差しかないといわれたのです。

お葬式代は葬儀社に払うだけではない!

上記の金額は、葬儀社への支払いだけです。
お葬式にかかる金額はこれだけではありません。
お経をあげに来てくださる菩提寺の住職へのお布施は、また別にかかります。
あくまでもお布施なので、気持ち、ということにはなりますが、一般的に暗黙の了解の金額があります。
わからないからと直接聞いても、「お気持ちなので」としか教えてくれません。
宗教や宗派によって金額は変わってくるものですが、一般的に言って
通夜・葬儀に対して
15万円から25万円
というのが相場のようです。
このほかにも、お車代や食事代などを包む場合もあります。
さらに、その後の初七日や七日ごとのお参りをするとなるとそのたびに1万円~3万円をお布施として渡します
四十九日の法要ではさらに5万円~10万円、納骨の際にまた更に・・・
と、とにかく亡くなった後も次から次にお金・お金・お金です。

家族葬を希望するなら専門のところにあらかじめ相談するべき

突然の不幸ごとなので、いったん考えます、という暇もない事から次々に突き付けられる決めなければならない事の数々。
目の前で、「これが決まりです」といわれたら、選択肢がありません。
でもきちんとした知識を持って、削るべきところ、お金をかけるところを判断できるようにあらかじめ調べておくことをおすすめします。
幸いにも母は生命保険に入ってくれていたので、お葬式費用は何とかなりそうですが、もし、これがなかったら??
お香典は、半返しといってお返しをしなければならないし、食事もふるまうので、ほぼ残りません。
お寺に対しての支払いも考えると、葬儀費用もできるだけ抑えたいところです。
急に亡くなりましたので、はい、はいそうですか、とポンと100万円以上のお金を用意できるとは限りませんので、何かあった時の為に、知識だけはつけておいて、いざというときはどうしたらいいのかを考えておくことをおすすめします。
どうしたらいいのか?どこに聞いたらいいのか?ということから悩む場合はまずは見積もりや相談ができる所もあるのでまずは相談してみるのもいいかと思います。


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