ひな祭り

ひな人形を飾るのはいつ?立春からOKで雨水の日だと良縁に恵まれる

投稿日:2017年12月12日        



年が明けて節分も終わり、次は桃の節句、ひな祭りですね。女の子のいる家庭ではひな人形をいつだそうか悩みどころとなってきますね。
ひな人形は実際はいつ出せばいいのか?何日に出さなければならない、といった決まりごとはあるのか?立春がいいとか雨水の日がいいとか聞くけれどいったいどれが本当?出してはいけない日はあるの?
ひな人形を出すときのQ&Aをまとめてみました。

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ひな人形を飾るのはいつ?

ひな人形は3/3の桃の節句をお祝いするときに女の子の健やかな成長を願って飾ります。このひな人形、いったいいつ出すのが良いのでしょうか?出してすぐにしまって・・・では大きなお人形屋こまごましたお道具もあまり人に見られることがなくてかわいそうですよね。
ではいつ飾るのがいいのでしょうか?
地方によってもいろいろな風習で違いはあるかもしれませんが、節分で邪気を払った翌日の立春からひな人形を飾ってもよいとされています。
立春から飾ることができれば、桃の節句までたっぷり1か月くらいはあるので、ひな人形も十分に楽しむことができますね。
立春からならいつでも良いとされてはいますが、それでも、さらに縁起を担ぐなら、二十四節気のひとつ、立春の次に来る「雨水(うすい)の日」に飾ると良縁に恵まれるといわれています。
男女平等な世の中になってきたとはいえ、やはり、大人になって良縁に恵まれて幸せな結婚をしてほしいと願う親御さんも多いと思いますので、できれば、良縁に恵まれるという雨水の日にひな人形を飾ることをおすすめします。

ひな人形を飾るのは雨水の日がベストな理由とは?

雨水とは昔の中国の暦「二十四節気」の中の立春の次の暦です。
立春から数えて15日後のことを指します。
その日を境に雪が雨に変わり、氷が解け始めるとされていて、三寒四温を経て暖かい春になっていく始まりの日を指します。
現代の暦でいえば、2月18、19日です。
雪が雨に変わり、氷が解け始めるとされていても、まだまだ外は風も冷たく地域によっては雪が降ることも多い時期です。
しかし、この日から春一番が吹くとされていて、実感はなくとも暖かい春へと季節が動き始めるのです。
そのことから、農作業の準備を始める日となります。そして、雪解け水が流れる川に炊事や洗濯のために女性が集まります。
水は生命を支え、育てるのに必要不可欠なものです。そのことより、水=命の根源、母と考えられるようになりました。
水の神様が女神様だということもあり、子宝・安産の神様として信仰されるようになりました。
そのような理由から、ひな人形を氷が解け始めるとされる「雨水」に飾ると良縁に恵まれるといわれるようになりました。

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ひな人形を飾るときに注意すべきこと

ひな人形を飾るのは雨水がおすすめではありますが、地域の風習で違いがあったり、仕事などで忙しく日程が合わない場合もあるでしょう。
どうしても雨水の日に飾れなくても、大丈夫です。
その日でなければならない、という決まり事ではなく、あくまでも、縁起を担いだ風習ですので、大事なのはひな人形を飾って、女の子の健やかな成長を願い気持ちです。
ただ、ひな人形を飾るときにやってはいけない注意点があります。
それは「一夜飾り」です。
ひな祭りの前日にバタバタと飾るのは「一夜飾り」といって縁起が悪いのでやってはいけません。
理由としては、お葬式の飾り付けが一夜飾りとなっているからです。
お葬式は前もって準備などで気なために急にバタバタと飾りつけをします。
人がいつ亡くなるのかは前もって準備するほうが縁起が悪いですよね。
逆に、お祝い事はあらかじめ何日、と分かっているのですから、日にちを逆算して準備をする時間があります。
ですので、忙しくてもあらかじめいつ何をする、という計画を立てて、ひな祭りをお祝いしてあげるようにしましょう。

また、現代はケースに入ったひな人形をケースごと出してケースごとしまう、といったことも珍しくはありませんが、昔風のお人形やお道具をひとつづつ飾り付けるひな人形の場合は、飾りつけをするときにお人形を素手で触らないようにしましょう。
手袋をして、直接触らないように気を付けることをおすすめします。
なぜなら、素手で触ってしまうと、お人形に手や指の皮脂が付いてしまいます。
手や指の皮脂が付いてしまうと汚れやカビなどの原因になってしまいます。
一年に一度しか飾らないひな人形ですので、しまっている間にカビが生えてしまってはせっかくのお人形が可愛そうです。
女の子を守るといわれているひな人形ですので、長くきれいなままで保管したいものですよね。

まとめ

ひな人形を飾るのは立春からで雨水の日がおすすめです。
忙しくて雨水の日に飾れなくても、できるだけ早めにひな人形を飾って、ひな人形を飾るのが前日とならないように注意が必要です。
ひな人形を飾るときは素手ではなく、手袋などをして大事に扱いましょう。

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