端午の節句

端午の節句の飾りは鯉のぼりと兜だけではない!種類と由来や意味は?

投稿日:2018年4月4日        


端午の節句といえば、鯉のぼりや兜飾りをイメージしますよね。桃の節句(お雛祭り)の時はお雛様ですが、端午の節句の飾りは鯉のぼりだけではないんです。
ひな祭りの雛飾りに比べるとその種類は豊富です。端午の節句の飾りの種類と由来や意味をまとめました。

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端午の節句の飾りの種類

鎌倉時代、武家社会となったことにより、端午の節句に使われる「菖蒲(しょうぶ)」が武芸を尊ぶ「尚武」と読みが同じなことにより男の子の出世を願う祭りとなっていきました。

さらに江戸時代に武者人形や鯉のぼりを飾るようになり、男の子の節句へとなったのです。

端午の節句は、男の子の立身出世を願うというところから、鯉のぼりや兜を飾ることが多いので、端午の節句といえば鯉のぼりと兜飾りとイメージしがちです。

しかし、端午の節句の飾りは鯉のぼりと兜だけではないのです。

まず、外飾りと内飾りという種類に分けられます。

外飾りってなに?

外飾りとは、屋外に飾る飾りのことで、鯉のぼりが一般的に知られています。

そのほかに武者幟といって、家紋を入れた旗指物幟(のぼり)があります。

 

内飾りってなに?

内飾りとは家の中に飾る端午の節句の飾りのことです。

①鎧段飾り
②兜飾り
③鎧飾り
④五月人形
⑤つるし飾り

と種類があります。

④の五月人形はさらに種類が分かれていて武者人形、若大将飾り、こども大将飾り、童人形などがあります。
②③④をまとめて五月人形と呼ぶ場合もあります。

端午の節句の外飾りの由来と意味

外飾りの由来と意味を紹介します

外飾りはもともとは江戸時代に5月5日は徳川幕府の大事な式日と定められたことにより、大名や旗本が式服を着て将軍へ挨拶をしに登城していたこと、将軍に男の子が生まれると家紋入りの幟や馬印を玄関前に飾っていました。

その風習が庶民に伝わり、庶民は武家ではないので武具を飾ることができないことから、男の子の立身出世を願い、鯉のぼりが飾られるようになったのです。

⇒端午の節句に鯉のぼりを飾る由来と意味は?マンションで飾るには?

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端午の節句 内飾りの由来と意味

内飾りは、兜や鎧といった武具、武具をまとった五月人形とがあります。

兜や鎧といった武具は、戦いから身を守るとても大切な防具です。

そのことから、病や災厄から男の子を守り無事な成長を祈る意味を込めて兜や鎧を飾るようになったのです。

そして、金太郎や桃太郎などのおとぎ話の人形を飾るのは、元気で優しく、正義感あふれる男の子に成長してほしいという意味があります。

端午の節句の飾りのまとめ

端午の節句の飾りには外飾りと内飾りがあり、
外飾りは男の子の立身出世を願う意味
内飾りは男の子に健やかなる成長を願う意味

が込められているということです。

我が子の成長を喜び、健やかなる未来を願う親心は昔も今も変わらないということですね。

一度に全部をそろえる必要もないし、飾りをするかしないかは各家庭、地域によっても差はあるかと思いますが、意味を知っておけば、子供にも説明ができるし、昔ながらの伝統を守っていくのにもよい機会だと思いますので、端午の節句にお子様にお話をされるのもいいですね。

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