京都三大祭りのひとつ、葵祭は毎年たくさんの人出でにぎわいます。平安時代の装束そのままの長い行列を一目見ようと行列のルートは交通規制が敷かれます。
葵祭の行列のルートや時間、また交通規制はどうなっているのか?その間の移動手段はどうしたらいいのかをまとめました。
葵祭の行列のルートや時間
毎年たくさんの人出でにぎわう葵祭。
行列は、平安貴族そのままの姿で列をつくり、馬36頭、牛4頭、牛車2基、輿1台で総勢500名以上の王朝行列で、その道のりは約8キロにもおよびます。
この行列は京都御所を出発し、下鴨神社へ向かい、その後下鴨神社から上賀茂神社へと向かいます。
京都御所から下鴨神社に向かう行列は午前中に、お昼をはさみ、午後に下鴨神社から上賀茂神社へと向かいます。
8キロの道のりを約一日かけて行列で移動するというのんびりとした雅な行列です。
詳しいルートとしては
午前10時30分に京都御所を堺町御門より出発
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丸太町通
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河原町通
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下鴨神社到着が午前11時40分予定
となっています。
下鴨神社を14時20分に出発
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下鴨本通
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洛北高校前
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北大路通
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北大路橋
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賀茂川堤
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上賀茂神社到着が15時30分予定
となっています。
ゆっくり時間をかけて練り歩く平安時代の人々が目の前にいるかのような錯覚を起こしてしまいそうな雅な行列です。
葵祭のルートでの交通規制
これだけの行列が時間をかけて移動しますので、当然のことながら、現代社会では車や通行人は規制がかかります。
車移動やバスでの移動だと通行止めの時間帯や運行時間の変更などを把握しておかないと大変なことになります。
ただでさえ、入り組んでいる京都の街並みですから、観光で慣れない場合は、地図とにらめっこしながらで大変な思いをするかもしれません。
午前と午後では行列が移動するので、規制の場所や時間帯が変わってきます。
京都市バスの運行状況もこの日は変更になりますので、あらかじめ、調べておくと移動の際に慌てなくてよいでしょう。
葵祭の交通規制の場所、移動手段について
車で移動する際は特に行列開始の30分くらい前から交通規制がかかりますので、通行止めの場所や時間を調べておいた方がよいですね
交通規制がかかる時間と場所は下記のようになっています
午前
午後
午前から午後にかけて日中はほぼ交通規制がかかっているので、移動は、車やバスよりも地下鉄や電車を利用するのが時間も読めて渋滞などに巻き込まれることもなくスムーズです。
京都の地下鉄と電車の路線図はこんな感じです。
その際に、全国で使えるICカードにお金をチャージしておけば、一駅ずつ切符を購入する必要がないので、切符売り場で並んで電車に乗り遅れたということもなく乗り換えも楽になります。
慣れない土地で、わからないことにストレスを感じるよりも、あらかじめ下調べと準備を整えておけば、観光を十分に楽しめます。
また、歩いて移動できない距離ではないので、人ごみの中ではありますが、時間があれば、のんびりと京都の町を歩くのもいいでしょう
まとめ
平安時代の雅な雰囲気を味わえる葵祭。
十二単をまとった斎王代と女官、童女による女人行列や牛車で練り歩く姿をみるとのんびりとした風雅な世界を堪能することができます。
この日だけは時間に追われる現実の生活を忘れてゆっくりとした時間を楽しむのもいいですね。