ギーとは、インドで昔から使われている調味オイルのこと。その歴史は古く5000年以上前から使用されているというのです。
一般家庭でも普通に常備されているとのことでインドでは当たり前のように使われているのです。
さらに、アーユルヴェーダでも使用されるほどその効能は幅広く、食べてよし、美容によしの万能オイルとして日本でも人気のオイルです。
出来上がったものが通販などでも購入することができますが、実は、家庭で簡単に作ってしまえるというこれまた一般庶民の味方のような健康食品。
しかも、ダイエットにも効果的と聞いては、女子としては試してみたくなりますよね。
ギーの作り方や保存方法、効能やダイエットの効果と簡単に使う方法をまとめました。
ギーってなに?
まずは、ギーってなに?という方のために簡単に説明すると、インドで広く使用されている調味オイルで牛、水牛、ヤギなどの生乳から動物性の油だけを抽出したオイルのことです。
え?生乳からオイル?なんだそれ?(・・?
と思ったあなたは私と同じです(笑)
つまり、動物性の生乳から作られる発酵食品「バター」からさらに不純物を取り除いてできる精製オイルのこと。
出来上がったものはこんな感じのものです。
水牛の生乳から作られたものが本来のものですが、牛やヤギのものから作られたものなど種類は様々ありますね。
ギーの効能は?
美容と健康に良い万能オイルといわれても…
実際にどんな効能があるのか、ということになりますよね。
ざっとまとめました。
まず、健康食品としての効能は
・炎症やアレルギーの緩和
・エネルギーを供給
・脂肪がたまりにくい
・善玉コレステロールを増やす
・抗酸化作用
・消化機能を促進
・若返り
・肌に塗ると保湿効果がある
・抗菌作用があるので傷やニキビにも効果的
インドのアーユルヴェーダでも使用されるほどのオイルなのです。
ギーっていくらくらいするの?
では気になるお値段ですが・・・
既製品を購入すると・・・
アマルマ プレミアムピュア ギー 100% 153g |
これ、153gでこの値段だと、美容と健康に良いとわかっていても、続けるのはちょっと・・・と思ってしまいますよね。
健康に良いとされるオイルは大体において高価なものが多いような気がします。
オリーブオイルにしてもココナッツオイルにしても、エクストラバージンオイルになると本当にお高い( ノД`)
一般庶民では、なかなか手が出せるものではありません。
このギーにしても、やはり、いいといわれるオイルだから、やっぱり高いよね・・・
諦めないでください!
ギーはインドのどんな家庭にも常備されているものなのです。
そして、家庭で手作りできてしまうのです、しかも簡単に!
ギーの作り方
手作りというと、「どうせ難しいんでしょう?」と思ってしまいますよね。
材料が入手しにくかったり、材料そのものが高価なものだったり・・・
いえいえ、ギーに関しては材料はたった一つ、しかも簡単に手に入るもので作れてしまいます。
ただし、水牛の生乳で作ったバターなんてこればっかりは、日本では簡単には手に入らないので、普通にスーパーに売っている「無塩バター」を使います。
では作り方
材料
無塩バター
これだけ
無塩バターを鍋に入れ、火にかけていくだけ、なのです。
それでは、詳しい作り方を紹介します。
②中火で5分ほど、焦がさないようにバターを溶かしていく
③超弱火で30分、煮詰める
④上辺に泡が立ちます。この泡が不純物なので、これを取り除けば、黄金色の透明な液体ができているので、これをキッチンペーパーなどでこしてさらに不純物を取り除けば出来上がり!
保存方法は常温で
冷蔵庫などで温度が下がると、固まってしまいます。
また温度を上げれば溶けて黄金色の液体に戻りますので、品質に問題はありませんが、常温でも1年は保存がきくので、常温で保存で問題はないです
ギー使用上の注意事項とは?
インドでは5000年以上も前から常備調味料として使われてきたギー
アーユルヴェーダにも使われるほどの効能があり、食べてよし、美容に良しとスーパーオイルといっても過言ではないでしょう。
ただし、何事も使い過ぎに注意が必要なように、ギーも使い過ぎはよくありません。
体に良いからとはいえ、「油」です。
1g9Kcalであり、他の油と比べてカロリーが低いというわけではありません。
摂りすぎるとカロリーオーバーになりますの使用量には注意が必要です。
またアーユルヴェーダの古典書には、
「はちみつを同量のギーに混ぜた場合、人に悪影響をもたらす」
と書いてあると言われています。
化学根拠が証明されているというわけではありませんので気にしすぎはよくありませんが、昔から言われていることなので、何らかの影響がないとも言えません。
気になる人はギーとはちみつを一緒に使うのは避けたほうがよいでしょう。