ギーはインドで5000年以上の歴史を持ち、アーユルヴェーダにも使われているというスーパー万能オイルです。
日本で購入すると割と高価なものですが、インドではどんな家庭にも普通に常備していて通常の料理に使っています。
家庭で簡単に作ることができるので、ギーの作り方で失敗しない方法と出来上がったギーをバターコーヒーとして使ってみました。
ギーの作り方で失敗しない方法は?
インドで古くから使われているギー。
バターの不純物を取り除いて作るスーパー万能オイル。
その作り方はバターを煮詰めるだけという簡単な工程ににもかかわらず、火加減や時間が難しく失敗してしまうことが多いというのです。
先日、朝の情報番組でギーの作り方が放送されていて、ギーの作り方で失敗しない方法が紹介されていました。
やはりコツは火加減のようで、弱火にしても家庭用のガスだと火と鍋の距離が近いとのことで火加減が心配な場合は、五徳と鍋の間に餅焼き用の網を2~3枚重ねてはさむと距離ができるため失敗しにくくなるとのことでした。
今まで、ギーを作って、焦がしてしまって失敗したことがある人は、ぜひ、餅焼き用の網の方法を試してみてくださいね。
ギーを初めて作ってみた
テレビを見ていて、そのスーパー万能オイルをどうしても作ってみたくなって、作ってみることにしました。
一般的には材料のバターは無塩バターを使うようなので、早速、近所のスーパーに行ってみたところ、無塩マーガリンはあっても「無塩」と書かれたバターが無いではありませんか!!!!
良ーく探すと、「食塩不使用」と書かれたバターが1種類・・・
んーーー「無塩」と「食塩不使用」はイコールなのかがかなり疑問でしたが、いますぐ、どうしても作ってみたかったので遠くのスーパーに探しに行くよりも、まずは試してみよう、と今回は「食塩不使用」と書かれたバターで挑戦してみる事にしました。
150gで350円のバター
鍋にバターを入れて中火で溶かします
この量だと2分で完全に溶けました。
溶けてしまったら、弱火にして煮詰めます。
表面が白くなり、不純物が浮いてきます。
この不純物が細かい泡になってその下の液体が黄金色になるまで、煮詰めます。
泡が細かくなって下の液体が黄金色になるまで12分でした。
コーヒーフィルターを使って、こして、不純物を取り除きます。
出来上がりがこれです!
鮭フレークの空き瓶にちょうどの量に出来上がりました!
匂いは、バターをフライパンで熱したときのような甘くて香ばしいのですが、なめてみると、特に味がするわけではありません。
油をなめている、という感じです。オイルなので当然ですが(笑)
作ったギーをバターコーヒーに使ってみた
手作りしたギーは料理に使うとコクが出るとのことですが、ダイエットによいと噂の、バターコーヒー用にも使えるので早速使ってみました。
ドリップしたコーヒーに出来立てのギーをティースプーン1杯混ぜると、甘い香りが立ち上ります。
コーヒーの表面にオイルが浮いているのがわかりますよね。
スプーンで混ぜると、きれいに混ざりました。
飲んでみると、キャラメルフレーバーのコーヒーを飲んでいるような感じです。
朝食の代わりに飲むとダイエットによいとのことなので、早速、明日から朝食代わりにギーを入れたバターコーヒーを飲むことにします。
まとめ
ギーは、無塩バターで作るものだと思い込んでいましたが、実は有塩バターでも作ることができます。
生クリームで作ることも可能です。
購入すると高価なものですが、インドではどんな家庭にも常備してあるくらいの一般的な調味オイルなので、本来はそんなに高価なものではないはずです。
ただ煮詰めて不純物を取り除くだけの簡単な工程で作ることができて、食用にも、美容にも使え、若返りの効果もあるスーパー万能オイルなので、家庭で作って、普段の料理に頻繁に使いこなせるようになるとダイエットだけでなく健康にも非常に良い食品です。
少し加えるだけでも、料理にコクが出るので、ぜひ、試してくてくださいね。