博多祇園山笠は初夏を迎えることになると始まる博多のお祭りです。
山笠の季節になると博多の町は山笠ムード一色になります。
博多祇園山笠は「追い山」と呼ばれる最終日に向かって約2週間、様々な催しごとを行いながら盛り上がっていきます。
そのスケジュールと、山笠が走るコース、その期間の交通規制についてまとめました。
博多祇園山笠の開催はいつ?
博多祇園山笠は7/1~7/15ですが、実は、山笠に関する行事は準備期間を含めると6/1から始まっているのです。
6月になると、各「流れ」ごとに神事を行い、舁き山に取り付ける棒を洗う「棒洗い」、その棒を舁き山に取り付ける「棒締め」といった行事が行われます。
また、舁き山を保管しておくための小屋を設置したりするのも、各「流れ」でおこなわれます。
6月の下旬に舁き山に人形や飾り付けが施され、7/1にお披露目が行われると、本格的に博多祇園山笠の始まりとなるのです。
博多山笠のスケジュールとコースは?
7月に入ると決まった日にちで、山を担ぐ練習が始まります。
スケジュールはこうなっています
7/1
お汐井取り
山笠の安全祈願を行う
各流れの当番町や役付きが参加する
7/9
お汐井取り
7/1に行われたお汐井取りは限られた人だけの参加ですが、この日は山笠に参加する全員が加わります。
追い山の時と同じように水法被に締め込み姿の男衆たちの大勢でのお汐井取りは圧巻です。
7/10
流れ舁き
いよいよ舁き山が街中へ!
各流れで舁き山を舁き始めます
この日から追い山まで博多の街の中を舁き山が走ります。
7/11(早朝)
朝山
追い山と同じ時間、早朝5時から各流れの中で舁き山が走ります。
夜明けの博多の街に勢いのある掛け声が響き渡ります。
7/11(午後)
他流れ舁き
これまで自分たちの流れの中だけで舁き山を舁いていたが、この日は他の流れのところまで足を延ばし、お互いに陣中見舞いを行う
7/12
追い山ならし
7/15の追い山のリハーサルといったところ
各流れの順番通りに、櫛田入りから始め、追い山のコースを本番同様走ります。
7/13
集団山見せ
福岡市内は「博多」と「福岡」に分かれており、山笠は「博多の祭り」
この日は、中洲の橋を越え、舁き山が福岡側へお披露目に行くのです。
7/14
流れ舁き
自分たちの流れで舁き山を舁く最後の日です。
追い山に向かって盛り上がります
7/15
追い山
いよいよ博多山笠最終日
早朝4時59分、一番山が櫛田入りを開始し、博多の街へ走り出します。
この櫛田入りのタイムと全コースのタイムを各流れで競うのです。
博多山笠のコースは下記のとおりです
博多山笠期間中の交通規制は?
博多山笠の正式な期間中7/1~7/15までの間は大勢の人が博多から筥崎宮までを歩いて移動したり、7/10からの流れ舁きで車道を舁き山が通るため交通規制がかかります。
7月12日 追い山ならし
13:30~18:00
博多区の国体道路、大博通り、昭和通り、明治通り および周辺道路
7月13日 集団山見せ
15:15~18:00
中央区と博多区の明治通り、大博通り および周辺道路
7月15日 追い山
01:30~07:00
博多区の国体道路、大博通り、昭和通り、明治通り および周辺道路
上記の日程は、かなり込み合います。
まとめ
山笠があるけん、博多たい!
と、CMでも流れていたころがありましたが、博多は山笠に始まり山笠に終わるといってもいいくらい、山のぼせが多い地域です。
準備期間も含めて約1ヵ月半の期間を博多の町は山笠ムードに包まれます。
山笠が終わるとともに、博多の町は梅雨明けし、本格的な夏が始まります。
博多へ暑い夏を感じに出かけませんか?