みちのく五大雪まつりのひとつ秋田県横手の雪まつりはかまくらがたくさんあるお祭りです。かまくらとは、そう雪で作った小さな部屋のようなもの。本来は神様を祀るものとして作られていたが、子供の遊びと一緒になって、中に入ってお餅を食べたり甘酒を飲んだり・・・
そんな雪国でしか味わえない冬の風物詩、かまくらを横手の雪まつりでは体験できるのです。恋人の聖地にも認定されている横手のかまくら。そして、なんと、自宅でミニかまくらが作れてしまうミニかまくらもあるのです。
セットがあります。
秋田県横手の雪まつり
秋田県横手市はかまくらの町として世界でも有名な街です。
かまくらといえば雪国ならではの雪で作るドーム型の小さな部屋。
雪でできているとはいえ、中は外よりも暖かく、その中で甘酒やお餅を食べたりして楽しむ子供の遊び、と思いがちですが、450年もの歴史とともに今の形にしんかしてきたのです。
現在のかまくらには3つの歴史的要素が含まれています。
武家の住んでいた内町では、雪で四角く囲った壁を作り、その中に正月飾りの門松やしめ縄などを入れてお神酒や餅を備えてから燃やすという行事が旧暦の1月14日に行われていました。
子供たちの無事な成長を祈り、災難を除くという目的でした。
一方、商人たちの町、外町では、井戸そばに雪穴をほり、よい水に恵まれるように水神様を祀るという行事を旧暦の1月15日の夜に行っていました。
そして、当時の子供たちの間では積もった雪に穴をあけてその穴の中で遊ぶという遊びが流行っていました。
この3つの要素から、今のかまくらの形に変化していったものとなっています。
昔は、鎌倉の中に水神様を祀り、中に入ってお賽銭をあげ、お参りするというものでしたが、現在ではかまくらの中で、子供たちが
「はいってたんせ(かまくらに入ってください)」、
「おがんでたんせ(水神様をおがんでください)」
といいながら、甘酒やお餅を振る舞います。
日程は毎年2/15日16日に開催されています。
さらに、秋田県横手市は恋人の聖地プロジェクトにより、恋人の聖地に認定されているため、2/14日はYOKOTE Fantastic KAMAKURA
~バレンタイン・ナイト~が開催されています。
横手市役所周辺で光をテーマにしたイベントとなっています。
2/14に恋人の聖地で行われる光のイベント、なんともロマンチックですよね。
横手の雪まつりはかまくらがたくさん
横手の雪まつりのかまくらは有名なだけあって、街中に100基のかまくらができるのです。
そして、蛇の崎川原や横手南小学校校庭 がミニかまくらで埋め尽くされ、中のろうそくに火がともされた光景はなんとも幻想的で現実を忘れてしまいそうな光景が広がります
町の中ではあちこちに人が入れるくらいの大きさのかまくらもたくさん
横手雪まつり②#かまくら pic.twitter.com/u7b3wNf5kv
— kikukt (@jp_0319) 2016年2月13日
通常の雪まつりではかまくらに入れるのは夜の時間帯ですが、先取り体験として、お祭りの前に昼間の時間帯で家族やグループでかまくらを貸し切りで体験できるイベントが用意されています。
日程 2/15・2/16
時間 2/15 11時・12時・14時(各1時間)
会場 横手市役所本庁前道路公園
費用 1時間3000円
*要予約
問合せ 横手市観光協会 0182-33-7111
ミニかまくらが自宅で作れる?
雪国ならではのかまくら、今年は実際に行くのは難しいな、でも、かまくら見てみたいな、そんな方のためになんと横手の雪でミニかまくらを作れるセットがあるのです。
ミニかまくら
セット内容
かまくら型容器
横手の雪
ミニ御幣
ミニ水神様
ミニろうそく
作り方
シール
1セット3000円
申し込み
横手市観光協会
TEL:0182-33-7111
まとめ
雪国の冬の風景 かまくら
幻想的な風景とともにかまくらの中で楽しい時間を過ごしてみるのもいいですね