猿田彦神社は福岡市早良区にあり、庚申の日に猿のお面を授与しています。
この猿のお面の意味やご利益、いつ授与していただくことができるのか?をまとめてみました。
また、一年に一度しか買えない飴があるそうです。その飴についてもご紹介します。
猿田彦神社(福岡)の猿のお面の意味は?
福岡の民家の玄関先で猿のお面を飾ってあるのを見かけます。
この猿のお面は十二支の猿ではなく、神として祀られている神社から授与されているものなのです。
この猿のお面を授与していただけるのは福岡市早良区にある
「猿田彦神社」
ここには道案内の神として猿田彦大神が祀られています。
猿田彦大神は天照大神の命によりニニギノミコトを道案内したことにより旅や交通安全の神として祀られていて、猿は木から落ちないということより受験の神様としても広く知られています。
また、「災難が去る(猿)」ということで猿の面を家の玄関に飾ると家に災いが来ないということで猿の面を飾る家が多いのです。
猿のお面いつ授与していただける?
猿のお面を家の玄関に飾ることで災いが去るのなら、飾りたいところですよね。
では、いつ、授与していただけるのでしょうか?
それは
庚申祭と呼ばれるお祭りの日に授与してもらえるのです。
庚申祭とは
暦による十干と十二支を組み合わせた60日周期の干支「六十干支(ろくじっかんし)」の
庚申(かのえさる)の日に行われるお祭りで、1年に6回~7回執り行なわれるものです。
つまり、チャンスは一年のうちに6~7回あります。
その中でも、年の初めとなる「初庚申大祭」の日には縁起を担ごうと、毎年多くの参拝客が訪れています。
何事も「初」とつくものは縁起担ぎで人が集まる、というところでしょう。
初庚申祭の日は朝5時半から猿のお面の授与が始まります。
毎年、早朝にもかかわらずたくさんの人が猿のお面求めて長蛇の列ができるのです。
また、このお面は博多人形師の手作りで、ひとつづつ顔が違っている、というところもお面を求めに来る人たちが多い理由の一つだともいえるでしょう。
2018年の庚申の日は以下の通り
初庚申 1月28日
二庚申 3月29日
三庚申 5月28日
四庚申 7月27日
五庚申 9月25日
納庚申 11月24日
猿田彦神社で一年に一度しか買えない飴って?
猿のお面は初庚申祭だけではなく、一年の中の庚申祭であれば、授与していただくことができます。
しかし、初庚申祭の時にしか購入できないのが
「さるあめ」
猿の顔をかたどった昔ながらの飴ですが、一年に一度しか販売されていないので、これも縁起物として購入するために訪れる人が多いようです。
まとめ
災いが去る猿のお面は庚申祭の時に授与していただくことができます。
特に初庚申には人が多く集まり、早朝5時半より長蛇の列ができる。
庚申の日はい年の内6回ほどあるので、初庚申に行けなくても他の庚申の日に授与していただくことができる。
ただし、「さるあめ」は初庚申の日しか購入できないので、縁起物としてさるあめを購入するなら、
初庚申の日に行くべきでしょう。
猿田彦神社
福岡市早良区 藤崎バスセンター向かい
問い合わせ先 092-821-2049(紅葉八幡宮神社)
⇒猿田彦神社の初庚申祭で猿のお面、福笹、さるあめを買うのに並んだ時間は?