お正月の初詣はどこに行くか毎年決まっていますか?
三社参りという言葉を知っていますか?その言葉の通り、三か所の神社にお参りをするという風習ですが、その意味をしっていますか?実は全国的なものではなく、ある特定の地域の風習だったのです。
また、三社参りはいつまでにどこに行かなければならない、などの決まりはあるのでしょうか?
三社参りに恵方参りというのもありますが、2018年の恵方ってどこ?などまとめてみました。
お正月の初詣の三社参りの意味ってなに?
お正月、初詣に行くときにいくつの神社に行きますか?
三社参りと言って三か所の神社にお参りする風習があるのはご存知でしょうか?
この三社参りの意味は諸説あるようですが、まず一節目としては
昔、朝廷が伊勢神宮、石清水八幡宮、賀茂神社の三社に奉幣し、それが庶民にも三社詣でる風習として広まった、という説です。
一部の地域の昔からの風習として残っているという説もあり、その一部の地域というのは福岡を中心とした九州・中国地方です。
この地域では、お正月の初詣の際に三か所の神社にお参りをするという風習が根付いており、「初詣=三社参り」というのが通常となっています。
特別な信仰心とは別に三社に参る、という風習となっています。
お正月の初詣三社参りはいつからいつまででどこに行くのが本当?
では、お正月の三社参り、いつからいつまでにどこに行くのが本当なのでしょうか?
現代では、先祖代々の守護神である氏神様、出生地の守護神でありその人の一生の守り神である産土神様、現在住んでいる地域の守護神である鎮守神様の三つの神様に挨拶をするという意味付けがあります。
ですので、お正月に地元に帰った際に、氏神様や産土神様にお参りに行って、現在住んでいるところに帰ってきてから鎮守様にお参りに行く、というのが通常の考え方でしょう。
では、いつからいつまでに行かなければならないのか?
ということになりますが、特に決まりもなく、正月3が日のあいだ、もしくは1月7日までの間の松の内、というのが一般的な初詣の期間にはなりますが、決まりではないので、自分の時間の範囲内で初詣、三社参りに行って問題はありません。
また、三か所目の鎮守様にお参りではなく、その年の良い方角、恵方に当たる神社にお参りする恵方参りというものもあります。
お正月初詣 恵方参りをするなら2018年の恵方は?
三社参りの三社目を恵方参りにする場合、その年の恵方にあたる方角の神社にお参りすることになりますので、毎年お参りする神社が変わってきます。
恵方とは、陰陽道で、その年の干支にもとづいて、歳徳神(としとくじん)のある方向を吉の方向として定めたものとなり、その方角で物事を行えば吉、とされる方角のことです。
ですので、新年明けて、その年一年を何事にも吉にするために縁起を担ぎ恵方の神社にお参りをする、ということになります。
では、2018年、気になる恵方とは・・・
南南東
です!
自宅から南南東にあたる方角の神社にお参りしてみるのもおすすめですね。
では2018年が皆様にとって良い年になりますように。