卒業式で袴を着るというのは学生生活の区切りともなり、憧れですよね。
お気に入りの着物に袴を合わせてヘアセット、着付けも万全!
そこで心配なのは、着付けが崩れないのか?着崩れしないための歩き方やいすの座り方、車の乗り降りにもちょっとしたコツがあります。
そのコツさえうまくつかんでしまえば、振袖の時よりも楽に過ごすことができます。
ほんのちょっとしたコツを伝授しますね
卒業式で袴を着る時の歩くときのコツは?
卒業式で袴を着て歩くときのコツは・・・
振袖の時のように「大股で歩かない!」なんてことはありません。
女性が袴を着るというのは、明治時代の女学生やキャリアウーマンの制服のようなもの。
かっこよく着こなすことがコツなのです。
さらに、袴をはいた女性が自転車に乗る、なんてことをしていた時代のコーデなので、多少大股で歩いても大丈夫。
ただし、式典に出席する、というフォーマルな場所なので、そこはTPOを考えて、はしゃぎすぎたり走り回ったりしないようにしましょう。
着こなしのコツとして気を付けなければならないのは階段の上り下り。
女性用の袴は、筒状になっていて、言ってみれば、マキシ丈のロングスカートをはいている状態です。
階段を上る時に裾を踏まないように気を付ける必要があります。
短めに来た着物の上から袴の紐で巻き付けて止めているだけなので、うっかり踏んでしまうと袴がずり落ちてきてしまう、といったみっともないことになりかねません。
着付けの段階でしっかり着付けてもらっていても、うっかり裾を踏んでしまえば落ちてしまう可能性もあります。
階段を上る時は、袴を手で少し持ち上げるように持って、裾を踏まないように気をつけましょう。
また、階段を降りるときは、袴の後ろの裾が階段にすれて汚れてしまう場合がありますので、後ろが階段に擦れないように気をつけましょう
卒業式で袴を着る時、椅子や車に座る時のコツは?
卒業式で袴を着る時に着崩れ内容にするために気を付けることとして、椅子に座る時、車に乗る時、特に注意が必要です。
袴の後ろは、帯に引っ掛けてのせているだけなので、しっかり袴の紐でとめてもらっていても、引っ張られては落ちてしまいます。
座る時には、しわにならないようにお尻のところを体の線に沿ってひっぱってはいけません。
逆に少したるみを持たせるように、持ち上げて座るようにしてください。
そうすることにより、帯に引っ掛けている袴の後ろのところが引っ張られる負担がなくなり、袴の着崩れを防止できます。
車に乗る時は、お尻から先に座席に腰掛け、頭を車の中に入れ、向きを変えるようにして足をのせますが、この時も、袴の後ろにたるみを持たせてから車に乗ります。
座る時は、必ず、袴の後ろにたるみを持たせてから座ることが座る時のコツです。
卒業式で袴を着る時トイレはどうしたらいい?
袴には行燈袴と馬乗り袴という種類があり、馬乗り袴は、馬に乗れるようにズボンのような形になっています。
一方行燈袴は筒状になっていて、いわばマキシ丈のロングスカートのような形をしています。
トイレに行きたくなった場合は、ロングスカートで用を足す要領に似ています。
下の着物も、裾が袴から出ないように短めに気つけてありますので、袴をたくし上げ、着物をカーテンをめくるように順番にめくると、振袖の時よりは楽にトイレを済ませることができます。
帯も振袖の時とは違って半幅帯なので、腰への負担も少なく、かがみやすいです。
春とはいえ、卒業式の時期はまだまだ冷え込む時期なので、袴を着ているからといって怖がらずにトイレは我慢しないようにしましょう。
まとめ
卒業式に袴で決めたなら、着崩れしないように、歩き方や座り方、トイレのコツをしっかり頭に入れて、思い出に残る卒業式にしてくださいね。
卒業、おめでとうございます!